2010年11月2日火曜日

保田春彦作品集


南天子画廊にて開催されていた、彫刻家 保田春彦展の作品集の製作をさせていただきました。彫刻作品と、デッサン、デッサンをもとにした切り絵作品が掲載されています。彫刻家の作品集なので、表紙と背表紙には金属型を製作し、印圧高く深いエンボスでタイトルと作品のシルエットを押しました。
デザインの終盤に、ある部分のデザインをどうするか悩んでいたときに相談をしたら『全て彫刻作品として捉えて考えてみればいい』という、具体性と抽象性ががっちり手を組んだような、行くべき方向を明るく照らす言葉をいただき、ちょうど、その時に悩んでいたことに具体的なアドバイスが含まれていながら、結論はあなたの出す部分だという余地もある、懐の深い言葉でした。
やはり、フォルムやカタチを追い求める人の言葉というのは、稜線の向こうがわまでイメージしているのだと感じました。
芸術家や音楽家の方たちと仕事をすると、自分のカタチの輪郭線を再確認する良い機会をもらえる。続けていきたい仕事の領域です。